関西電力が余剰電力『買取価格』を発表!!
公開日:2019.4.23 / カテゴリ:固定買取制度
関西電力株式会社が4月22日、買取期間が終了する太陽光発電からの余剰電力の「買取価格」について発表しました。
目次
買取期間終了後の買取価格は8.00円!
気になる余剰電力の買取単価は、1kWhあたり8.00円(消費税等相当額込みで10%にて算出)。
2009年11月からスタートした太陽光発電の余剰電力買取は、法律「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」の関連省令により、買取期間が10年と定められています。そこで、2019年11月から、売電開始後10年を経過した太陽光発電は買取期間が終了します。
太陽光発電の余剰電力を電力会社へ売電していたご家庭では、買取期間終了後も買い取ってもらえるのか、買い取ってもらえる場合の単価はいくらなのか、大手電力会社の動向を注目されていたと思います。
その買取条件とは?!
今回、関西電力株式会社は、買取期間終了後も引き続き余剰電力の買取を行うこととし、買取条件をプレスリリースにて公表しました。
買取条件は、下記の通りです。
【買取単価】8.00円/kWh(消費税率10%にて算出)
【契約期間】買取期間終了の翌日から翌4月の検針日の前日まで(以後、1年毎の自動更新)
【対象エリア】滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・和歌山県・兵庫県(一部除く)・福井県の一部・岐阜県の一部・三重県の一部
現在、売電契約を締結している顧客には、買取期間終了の4ヶ月前までに個別に案内し、買取期間満了までに顧客から別段の意思表示がなければ、自動的に新しい買取単価にて買取が継続されるそうです。
自家消費拡大を検討中の方向け新サービス登場
売電ではなく太陽光発電の電力を自家消費に拡大したいという方向けに、関西電力株式会社は、蓄電・蓄熱機能を有する機器(蓄電池、エコキュート)の設置のほか、余剰電力を関西電力が預かるサービス「貯めトクサービス」を薦めています。
このサービスは、太陽光発電の余剰電力を仮想的に貯めておき、必要な時に引き出して使えるというもの。
各家庭では、仮想的に貯めた電気を引き出して利用し、貯めておける容量に応じてサービス利用料金を支払うことが想定されています。
また、蓄電池やエコキュートを設置しても利用できるサービスだということです。
詳細については、2019年夏頃に改めて示されますので、要注目です。
こうした電力会社の動きは、今後ますます活発化していきそうです!