売電制度の住宅用と産業用の違いについて
公開日:2018.7.14 / カテゴリ:固定買取制度
目次
住宅用と産業用の違い
売電制度は住宅用の場合と産業用の場合では同じではなく異なります。まず違う点としては出力の問題です。
住宅用の場合の電気の出力は産業用に比べると弱いものになり、産業用の場合は住宅用では出すことの出来ない高い出力の電気を利用することが出来ます。
次に住宅用と産業用の違いは買取価格の違いと固定買取制度を利用することが出来る期間の違いがあるので注意が必要です。
住宅用の場合の固定買取制度は10年間しか利用することが出来ませんが、産業用の場合は20年間固定買取制度を利用すことが出来ます。
このため、住宅用に比べると産業用の方が長期間の間、固定買取制度を利用することが出来るのでお得に利用することが可能です。
産業用は全ての電力を買い取ってもらえる
産業用の方にのみメリットが有るわけではなく、買取をされる費用に関しては住宅用の方が高くなります。
他にも住宅用と違う点としては税金の面でも優遇を受けることが出来るので、法人で契約をすることを考えている場合には産業用を選ぶとより利益を得ることが可能です。
また住宅用に関しては全ての買取をしてもらうことが出来るわけではなく、余った分の電力のみしか買取をして頂くことが出来ません。そのため、全ての電力を売電したいと言っても受け入れてもらうことはできませんので、注意が必要です。
産業用の場合は余った分だけではなく、全ての電力の買取を依頼することが出来るため、より多くの利益を出すことが出来ます。補助金なども利用できるケースもありますので、利用をする際には自治体などに確認をとってから利用するとよりお得に利用することが可能です。
産業用の場合、メリットは大きいですが、その分初期投資に多くの費用がかかってしまいます。
全額自己負担をする場合には大きな金額となるため、産業用で利益を出したいと考えている場合は、固定買取制度をよく確認して利益を出すことが出来るかどうか確認をすることが大切です。
メンテナンスに掛かる費用などもありますので、業者に依頼をする場合にはどれほどの費用が発生するのか先に確認をしておくことで、トラブルが起きる事もなくなります。
直ぐに故障をしたりするわけではありませんが、どちらにしろ定期的にメンテナンスは必要になりますし、業務用のサイズになるため、家庭用の物と比べてもメンテナンスを自分で行なうことは難しくなるため注意が必要です。
業者によってはアフターフォローとして、メンテナンスの費用が発生しない所もあります。